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月刊きゅん最新号20244月号

月刊きゅん最新号

食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

お寺へいこう('19.7月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

お寺といえば、怖い暗いお線香臭いなど、業界は3Kのイメージがあるようだ。そういえば、最近お寺に行ったことないという方も多いだろう。近年、葬儀は葬儀場で行い、お寺を利用する事も少なくなったという。神社には、正月や節目には手を合わせ、自分の宗教問わず訪れることもあるが、お寺は入りにくいものだ。

近年、お寺の経営が危機に瀕してるという事を聞く。檀家さんが減り、人が来なくなったお寺は全国的に多数存在しているという。そこで今、お寺に人を呼ぶ、お坊さんを身近にという仕掛けが各地で行われている。

そういえば昔は寺子屋と学びの場もあった。ブームの御朱印もお寺でもらえるのは意外と知られていない。お寺でヨガをするというのも、流行りでもあるが、ルーツが似ておりとても心が落ち着くとして人気になっている。

札幌の地蔵寺は、寺カフェも運営していて、写経もできると評判になっている。近代的なお寺で、寒くも暗くもなく、3Kが逆に、綺麗、気がいい、気持ちいいと来た方には評判になった。お寺の住職も40代で、感覚が寛容である。

お寺へいこう('19.7月号)

お寺はライブをするにも音の響きがいい、先日は二胡の演奏会と同時に絵画のライブ、そしてお寺での護摩祈祷を行う企画は大盛況だった。

この度、お寺をギャラリーとしても活用をはじめ、お寺の雰囲気はどのジャンルもしっくりくる。7月は若山象風先生の個展を開催。寺カフェ、寺ライブ、寺ギャラリー、今後は寺泊に坊主バーで気軽に楽しめる企画も進んでいる。

畳の上を歩き、手を合わせる日本人が忘れてはいけないものがお寺には残っている。京都、鎌倉などは有名な寺が多く、神社と同じくらい参拝者がおおい。宗教問わず自分の心のよりどころとして、また先祖に手を合わせる場として気になったお寺を、是非訪れてはいかがでしょうか。

北見で開催の寺ヨガにも参加した副住職がなんと前職が中華の料理人ということで、料理教室も。ヨガの後に続き、みんな作って食べて料理教室は、1コインという安さもお寺ならではの、愉しいひと時でした。

令和元年お寺を初めてみては。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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