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月刊きゅん最新号20244月号

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食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

秋の茄子('17.10月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

収穫の秋。秋茄子は嫁に食わすな、美味しい秋の茄子は嫁には食べさせるなという姑の嫁いびりの言葉。また、反対に、ナスは体を冷やす、種が少ないので子供ができないといけないから、嫁には食べさせるなと嫁を大切に思う言葉。嫁をいびる、あるいは大切にする、二つの意味がある。先日ラジオで野菜の話をしたら、綺麗な茄子がたくさんあるので是非、食べて欲しいと、知人の津別の農家さんから茄子をいただいた。嫁ではないのでどちらの意味でもないが…笑。

最近は変わった野菜、カラフルな野菜も多い。お皿に彩が出てくるなど求められているそうだ。常識を覆す色も、料理にはエッセンスになる。西洋の見た事のないものも、案外食べ方さえわかれば取っ付きやすい。白や緑の茄子やシマシマ模様など、初めて見た茄子。どうしたらよいのか聞くと、丁寧に食べ方を教えてくれた。農家さんは作るだけではなく、食べ方も色々研究していて心強い。直売所などでもよく聞かれるそうだ。またどう食べてもらうか想像して作るのが新顔野菜。

秋の茄子('17.10月号)

長くて曲がったマー坊は、名前の通り、麻婆茄子に使う。グリルでやきなすにしてもいい。カプリスは、フライがオススメで、茄子とは思えないほどトロトロで、まるでクリームコロッケを食べている錯覚に。ホワイトベルは、ステーキにして。トマトソース&チーズをのせて食べると美味しい。コンソメスープの揚げ浸しにも合います。翡翠ナスは揚げ浸しがオススメで、米ナスは、やはり田楽ねということ。一口に茄子といってもこんなにあって、しかもどれもこの通り食べると美味しく発見があった。丁寧に教えてくださった柏葉さんご馳走様でした。

茄子は紫でなければ、トマトは赤くなければならない時代ではないのね。収穫の秋にいろんな野菜をたべてみたい。最近は周りでピーマンの人気も急上昇、美味しいピーマンもたっぷり食べた。

今年は、台風の被害に直撃せず、無事に玉ねぎも収穫になり安堵している方もおおいでしょう。稲穂も黄金色に実り、新米も楽しみに。新米で作るお酒もまた楽しみに…。最近日本酒が特に美味しくなった。この話はまた次回に。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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