月刊きゅん|暮らしにきゅん生活情報誌

月刊きゅん最新号201712月号

月刊きゅん最新号

食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

付加価値('17.11月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

北海道の食からみたオホーツクの価値という題材で講演を、よくさせていただいています。オホーツクのイメージといえば、寒い、流氷、カニと続き…食のイメージとは少し遠いのですが、実は、オホーツクは14管内の中で水産が第1位、農業が2位で、一次産業はダントツの実力の地域なのです。しかし、付加価値率が14管内の中で12位という最低に近いことも問題になっています。これは、獲れる作ることはするがそれに名前がついていないということ。鮭が獲れても、芋や玉ねぎが採れても、道外に出れば北海道産で並びます。雄武ではブランド鮭、雄宝とブランドを名付けて、形のいいものにタグを付けるなどして差別化もしています。北見の玉ねぎも生産量日本一。しかし道外へ行けば、淡路や佐賀に押されて北見の認知度は今ひとつです。

玉ねぎも近年、北見産は北見玉ねぎとして並ぶことが増えました。白玉ねぎの真白がいい例で、北見産玉ねぎ真白のパッケージは、遠くは九州まで販路を広げています。先日九州の知人が、北見産の真白を売っていたので買ったよと写真が送られてきました(笑)他の地域でも白い玉ねぎはつくっていますが、真白は今年札幌でも大人気でした。加工品でPRしようと、できたのが、たまコロです。挽き肉もじゃがいもも使っていない玉ねぎのコロッケは、去年コロッケFESで日本一となり、北見の名前が一躍全国区になりました。コロッケを通して北見の玉ねぎは日本一であることがPRできた嬉しい事例です。

付加価値('17.11月号)

そこが長年の課題でした。一番は加工品を作ることです。清里町は、日本有数のジャガイモ産地。昭和50年にこのジャガイモを利用した特産品開発が始まり、念願の「じゃがいも焼酎きよさと」が発売されました。日本初のじゃがいも焼酎です。ジャガイモの旨味を活かした味わいはすぐに評判となり、昭和61年には待望の焼酎工場が完成しました。清里焼酎は一村一品の火付け役となり、全国各地でご当地焼酎ができました。スタイリッシュな新ボトルは、2015年グッドデザイン賞をとって注目を集めました。こうやってボトルの中に顔がある…写真を撮るのが巷で流行っているようです。インスタ映え写真皆様もぜひ(笑)地元の食を伝えるというのは、身近な食べ物から親から子へ伝えていけます。この秋にオホーツクで、こういう話を沢山の方にする機会がありました。いかに価値を付けて地元をPRしていくか、美味しい生産品の事を知って、その背景を伝える自慢するということが大事です。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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