月刊きゅん|暮らしにきゅん生活情報誌

月刊きゅん最新号201712月号

月刊きゅん最新号

食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

むかごデビュー('17.12月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

野菜ソムリエの知人から、お土産に【むかご】をいただきました。うっすらと聞いたことはあるものの、むかご???大きい正露丸か?スゴイ昆虫の幼虫にも見えます。これね、山芋の赤ちゃん。赤ちゃんってなに?頭が疑問でいっぱいに。

むかごとは、山芋の地上部分にできる直径1センチ位の球芽のことですって。通常、山芋は地中に伸びて育っていく作物ですが、その時地上部分はにょきにょきと蔓が伸びて、枝分かれして沢山の葉ができます。その枝分かれの部分に、ポチっとできるのがむかごです。栄養は山芋とほぼ同じで、実は山芋よりも高い栄養価を持っていたり、日本人が関心を寄せがちな鉄分やカリウム、マグネシウムが豊富。皮ごと食べることができるので植物繊維もとれます。食べないなんてもったいないとのこと。お奨めは、むかごご飯。むかごご飯って聞いたことはありましたが、まったく想像がつかないままに、炊いてみました。軽く洗って、そのまま炊けばいい簡単な、初むかご。豆ご飯とはまた違う、味は長芋で里芋のような感じもあり、ふっくらやさしい甘さの、むかごご飯ができました。二回目は昆布や塩、醤油を少し入れてみても、とても美味しかったです。塩ゆでしてビールのつまみに。サラダやアヒージョにも使えます。

むかごデビュー('17.12月号)

湯河原が実家の友達は、野生の自然薯のむかごが道ばたに転がっていたむかご懐かしいな〜と教えてくれました。生産物としてなかなか流通していなかったもの、生産者の収入になるようにと、最近は野菜として扱われるようになったという背景も伺いました。近所の野菜の店、杉原商店には今時期は連日、むかごが入荷します。

長芋、大和芋、自然薯…お母さん山芋の品種はたくさん、気候や栽培方法で芋の栽培は違ってくるので、いろんなむかごの味や形があるとのこと。俄然興味が沸いてきました。来年またこの時期を楽しみに、むかごを満喫したいと思います。注意深く観察してみれば、身近にむかごがあるかもしれません。むかごは漢字で書くと零余子。零余子飯は晩秋の季語でもあります。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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