月刊きゅん|暮らしにきゅん生活情報誌

月刊きゅん最新号20245月号

月刊きゅん最新号

食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

クマヤキ ワンダーランド('18.5月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

クマヤキが先日札幌の催事でも人気を博した。SNSで人気のクマヤキが、札幌に登場と見出しがつきニュースにもなった。その前の北見の催事でも行列ができた。【道の駅あいおい】の名物にと7年前に考案されたクマヤキは、東京の催事で火がつき、各地で知名度を上げている。今や、クマを焼いたものなの?と聞く人はあまりいないが、美味しい、可愛いのはなぜなのかきちんと知っている人は少ない。

話題の物を食べて、それで終わってしまうのではなく、クマヤキが繋ぐものは【道の駅あいおい】への興味。津別町へ相生という町へ、クマヤキの故郷へ行ってみたいという期待なのだ。美味しい理由と可愛い訳、そしてクマヤキの故郷にも来てくださいねと。今回札幌の催事の手伝いの際に、クマヤキ説明書を添えてみた。無口なクマちゃんには通訳も必要。シゲチャンランドの大西さんのデザインと吟味された素材というストーリーが背景にある。

クマヤキワンダーランド('18.5月号)

津別町【道の駅あいおい】は北見相生線の終着駅、廃線跡に15年前にできた施設だ。昔は木工場があって、400名も小中学校の生徒がいたという。道の駅の統括部長は19歳まで相生で暮らしたからこそ、願いは、道の駅に発展することで、今後もこの地域に人が住んでいけるようにという事だという。縁あって私が、津別の観光に携わる事になり、5年前に初めて相生のシゲチャンランドや道の駅に行く事ができた。国道240号線沿いの阿寒寄りにあるため、津別からも北見からも遠い立地に驚いたが、ここだからこその価値が満載。連休は、相生へドライブがてら道の駅へ。自動販売機までクマヤキカラーとなっていて、顔ハメならぬ顔かじり看板もある。評判の手作りの豆腐やお土産でも見事な十割蕎麦。そして、今の季節は期間限定のさくら餡いり、白くてピンクのクマヤキがお待ちしています。

石窯パン工房アエプ、駅舎カフェ、シゲチャンランド、ワンダーランドあいおいが広がる。クマヤキが観光大使になり、クマヤキワンダーランドの形がここにできた。目指すのは、名実ともワンダーランドあいおいである。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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