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月刊きゅん最新号202410月号

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食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

高級食パンブーム('20.2月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

乃が美・乃木坂な妻たち・嵜本・銀座に志かわといえば、グルメな方ならピンとくる、いずれも高級食パン専門店である。札幌には他含む6店舗があり、さらに今後増えていくようだ。

北見にも去年12月に【銀座に志かわ】がOPENした。2018年1号店から数えて北見が41号店舗目。

オーナーの小柳さんは、食べて美味しかった、北見の皆さんの喜ぶ顔が見たかった。もう一度街中に活気がでたらと、2番街に構える事にしたとの事。札幌の次に北見店ができたのだから、もう食べた?と話題になっている。拘りのアルカリ水で仕込み、最高級小麦に蜂蜜、生クリーム、バターの配合で独自の甘さ。絹のようなしっとりとした耳、淡雪のように口溶けのほんのり甘い食パンで生食で十分に美味しい。価格が1本【2斤】864円、1,000円弱である。パンに800円も出すなんてというなかれ、ベーカリー市場全体としては縮小傾向にある中、高級食パンは店舗数を増やしている。これはコンビニで、トースターが無い家でも、焼かなくても生で美味しいパンを開発、生クリームや蜂蜜をいれヒットした事に始まるという。普段食べている物に金額を少し足す事で、特別なイベント感が味わえる。非日常がパンで味わえるお手軽。

高級食パンブーム

SNS投稿をそそる存在感。話題もあり高級な包装などはギフトでも格好がつく。専門店としても、今までのパン屋にはない手法で人気になっている。パンも高級ならお店も高級な雰囲気がいい。Yahoo!検索大賞食品部門3年連続、乃が美が大賞であることからもいまだに高級食パンブームである。

先日帰省時、タイミングよく手に入り、2本購入した。しかし実家の冷蔵庫にもあったので、まだ食べていない友達へ贈答した。食べてみたかった高級パンありがとうということで十分満足だった。2番街に新しいお店ができ、そこを目当てに人がくる、町に新しい流れができた。電話予約も可能。焼き上がり前には整理券で対応している。一回食べたからイイといわず(笑)、道内にまだ3軒しかないのだからお土産なども喜ばれる。朝パンじゃなくて、惣菜をのせてワインにも合う。

ノーザンアークリゾートの土日祝限定の生食パンも生地に、生クリーム等練り込んで美味しいと噂で聞いた。誰か贈呈してください(笑)。おかわり北見というラジオのコーナーをやっている。この町は何度でも美味しい。美味しい話題で町を元気に。



安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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