お酒には博愛が信条ですが、この度、伝統と名誉ある沖縄県酒造組合「泡盛大使」に拝命されました。飲む量が達したわけではありません(笑)
オホーツク観光大使でもあるので、早速北の食材、流氷の下で大きくなった毛ガニとコラボしていただきました。
泡盛との出会いは、30歳の頃ですから何年前でしょう(笑)。はじめて沖縄に行ったときに、オリオンビール以外は、日本酒もワインもなく、飲食店ではひたすら泡盛。なぜ泡盛しかないのかと尋ねると、安いし早く酔えるからいいね〜という地元民。沖縄の料理も苦くて、リゾートホテルはいいが沖縄の食とは仲良しになれない気がした。ソーキそばなら北海道のラーメンのほうが美味しいと思い、どうにもはじめての体験はレベルが高すぎて、あまりいいものではなかった。
昆布の取材にもいった、北海道でとれる昆布の代表的な消費地が沖縄である。市場には昆布屋さんがあって、道産の昆布が、結び昆布、炒める昆布などすぐ料理できるように並んでいた。沖縄料理に欠かせないのが北海道の昆布なのだ。
そのあとはファイターズの優勝をきっかけに沖縄キャンプの取材に行くのが恒例になった。
気がついたら、沖の風に吹かれて琉球グラスで飲む泡盛が体に染みていくようになり、12回も沖縄にいっていた。泡盛は乙類糖質なしのヘルシーなお酒です。米は甘みの少ないタイ米なのであっさりしている。度数が高くてと、敬遠されがちだが、水割やソーダ割でもいける。料理を選ばない。強い臭いイメージとは違う良さ満載。南国への憧れは北国ならでは、札幌は沖縄のファンがとてもおおい。泡盛の蔵が参加して、沖縄料理も食べ放題の、泡盛の集いが年に2回開催される。三線にのせて踊る参加者700人の9割道産子だというので驚いた。今年の2月はコロナで中止、7月に開催できるかどうか…。
顔立ちなどもどことなく似ている沖縄と北海道。伝統楽器の三線を習っている人の数が沖縄についで東京よりも札幌がおおいという。苦手だった沖縄の料理も、食材の専門店があるのでレパートリーが増えた。よい所をみつけて結んでいく事が大使のお役目。沖縄と北海道さらにオホーツクを巻き込んで、コロナウイルスが終息した暁には、沢山皆さんに来ていただく楽しい事をしていこうと思っています。
コロナ禍の終息、いつか訪れるアフターコロナの時の楽しい事も考えて過ごしましょう。
タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。
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