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月刊きゅん最新号202211月号

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食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

ワインの話('21.12月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

ワインの話

北海道のワイナリーは、ここにきて急速に増え、53を数えるほどになった。ご存じ北見市にもインフィールドワイナリーとボスアグリワイナリーが端野町に隣あって誕生して数年たちます。目指すとことは、焼肉の町北見の味覚とのマリアージュ。酪農家がワインをつくるという特徴があるのは他にはない貴重な存在。

 先日北見市でおそらく初の道産ワインのセミナーがあった。NPO法人ワインクラスター北海道の阿部さんからは地域の食とペアリングのお話をされていた。阿部さんは小樽在住なので、たとえば寿司10貫すべて違うワインで合わせることも好きですね~とおっしゃっていた。
 ワインは料理をより美味しくしてくれるパートナー。いわいるマリアージュ、料理との相性でワインを嗜む楽しみでもある。食材とワインの色をあわせるとか、同じ地域のワイン、食材を意識する。同じ水で育ったものは相性がいい、コントラストや付け合わせやソースなので料理のジャンル問わないという。先日余市に伺ったとき、レストランの食材はほぼ地元で、あわせたワインが9杯のグラスワイン。これには感動した。料理で一杯と口に残る後味で一杯ワインが提供されて体験したことのない世界へワープする。

 余市は15のワイナリーがあり、駅をおりると駅前にはワインバー、酒屋には道産酒、町に訪れるワインラバーはお金を出しても東京では手にはいらない北海道のワインのために余市まで足を運ぶ。土壌や気候にも恵まれているこの地域に醸造家や生産者や料理人が移転してきた。ワイン特区そこをみてオホーツクを見ると、今解決できない問題が雪が降る前凍れてしまうという葡萄の木についてのお話も伺った。

 他の地域は雪が布団になり越冬ができるという。北見のワイナリーは年越しできる枝が少なくなかなか収量があがらない。今年は、高温少雨で干ばつもあったが概ねいい葡萄がとれた。十勝沖の地震や冷害から山ぶどうに目をつけ始まった北海道十勝のワインづくり。ピンチはチャンスであり、北見のワインもこのあとも増える可能性もあるという。同じ水で作られた、ワインや肉やチーズやパンがならぶ日が近い。どんな食べ物をどんな風に美味しくしたいか、妄想しながら理想に近づいていきますように。道産ワインが好きなのは、作り手に会えるから、その町にもいけるから楽しい。来年はもっと産地や作り手を訪ねて一杯でも多く飲みたいと思います。

 単純に北見焼肉の、サガリやホルモンを食べるときに飲めるワインがあれば私は嬉しい。それが一番の北見の味覚でそこに海外のワインより北見のワインが合うと思う。




安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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