月刊きゅん|暮らしにきゅん生活情報誌

月刊きゅん最新号201811月号

月刊きゅん最新号

食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

ウニ三昧('18.9月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

はじめに食べた人がすごいと思うもののひとつがウニである。世界中に870種あるそうだ。あの棘のある殻の中のオレンジの美味。6月解禁の夏のイメージのあるウニですが、実は年中道内で採れるのです。春は日高で、夏は積丹や離島。冬や海明けが網走、知床で流氷の下からウニを採る作業は写真で見ても手足が凍る。カニも同じく、年中採れるようになったのは、観光資源として尊いからだという。ぐるっと北海道一周して、年中美味しいウニの産地北海道。リポーター時代は、ウニ漁もたくさん取材した。奥尻ではタモ漁、で、磯舟一人漕ぎ、箱眼鏡で、水中をのぞき、タモという細長い棒の先の網を使う漁を体験。箱眼鏡は、口でくわえ手でくわえ、足でこぐという全身操業。猟師は日焼けして、筋肉隆々でかっこよかった。加工場では、殻から外すのに、戸惑った。崩れては商品にならない。ウニが高いのは当たり前だと感じた。

ここ数年のウニはじめは、日高の春ウニだ。昔は昆布を食べる悪者で評価が低かったものが、日高の静内の桜とウニが近年は、観光の目玉となっている。素潜りダイビングスタイルで採るもので、漁ができる日が限られる。日高昆布食べたウニはバフンウニといって棘の短い濃厚なウニだ。ウニはプランクトンや昆布を食べるので、その海の味がする。食べ比べてみるといいかも。沖縄でもウニを食べたが、アオサという海藻が主食なのでやわらかい感じ。

ウニ三昧('18.9月号)

港町でボウルに山もりで、お玉ですくって好きなだけ食べたが、ウニは小鉢でもいいし、寿司でもいい、寿司なら海苔なしの軍艦。玉手箱と謳うあま屋のウニ丼も毎年の楽しみになっている。

最近の楽しみは、ウニを使ったウニパスタである。一折り炙ったり、魚醤と合わせた、アクセントに添えたりレシピも様々。写真のウニパスタは、レストランで食べたものを虜にする夏だけの限定。ウニだけでなくドライトマトも使い、ソースは甘く、冷製なのに麺が太い。口の中に甘さと冷たさが広がり、それは至福。食べたら、また次の日でも食べたくなる魅惑のウニパスタで、シーズンに30食の強者もいるほどだ。これを食べて、またウニの虜になった。寒い時期は、オホーツクのウニの季節、またこの季節に美味しいウニ料理が食べたい。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

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