月刊きゅん|暮らしにきゅん生活情報誌

月刊きゅん最新号201811月号

月刊きゅん最新号

食こらむ 安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

夕焼けと玉ねぎ('18.10月号)

食こらむ安達祐子の日々是好日~美味しいつぶやき

茜色に染まる空に、収穫が終わりコンテナに詰まった玉ねぎ。8日に北見の農家さんがSNSにあげた写真。北見市仁頃町の玉ねぎ畑の光景に札幌の私は思わず涙してしまった。北海道胆振東部地震。最大震度7。未曾有のブラックアウト。295万戸の停電。全道が被災した。札幌は最大で震度6、液状化した地域、交通の遮断に、いまだに続く余震。断水に物資の不足。余震から火災が発生するかもと、しばらくは洋服を着て寝た日が続く。札幌もこの秋空が広がっていたが、綺麗すぎて怖い、地震雲が見える、地震がくる。怖いと拡散された。余震もつづき、48時間以内にまだ大きいのがくるとの話もあり、きれいな空が不気味に見えるほどの不安感。毎年見える秋の空が不吉に見えるほど、皆悩んでいた。わたしは、この空を見て地震の予知に見えますか?と、この写真をシェアした。

夕焼けと玉ねぎ('18.10月号)

収穫の秋の労働を労う一枚にほっとした。故郷のこの景色が豊かで逞しく美しくとても勇気づけられた。停電中だが、6日の昼間は芋を掘ったという農家さんもいた、季節は待ってくれない。さらに大きい地震がくる、地鳴りがあって5時間後に大きいのがと、自衛隊の親戚がいっていたという情報があっというまに拡散された。冷静に考えれば、地鳴り=即地震で、結果地鳴りなんて誰も聞いていなかった。しかも現地の自衛隊がそんなことをいうはずがない。本当なら自衛隊も撤退だ。地震は残念ながら、今の科学では予知できないが、出所不明のデマが拡散された。地震は場所なし、時なし、予告なし。備えていくしかない、正しい知識を持って行動していくこと。発信元がわかる情報を得ることだ。

今年は農家さんにとって、長雨や台風そしてこの地震と、あまりいいシーズンではなかったのではないでしょうか。しかしこうして収穫ができた。秋の空に感謝。本来ならいい季節だ。オホーツクの皆さん、節電しながら消費もしていきましょう。当たり前の生活をすることが自分の生活を守ります。イベントも中止、観光も打撃、倒産企業や芸術文化の自粛は北海道を破綻させます。自分達がまず、行楽の秋、近郊へ出掛けて美味しいものを食べ、秋のものを買う。元気のある人は復興を応援し、周囲を応援していきませんか。

【経済回して北海道復興NO MORE自粛】北見の同級生の息子も自衛隊で災害派遣、心配は尽きないだろうが、大丈夫死ぬような息子に育てていないからと逞しい。九州の友から、真白買いました、応援してますとメッセージもきた。何が大切で何がいらないか、何に感謝すべきか皆、感じたはず。命名150年の北海道。停電の時の星空は、天の川が見え満天の星空だった。先人は暗闇と闘いこの星空に明日を希望し、北の大地を開拓してくれた。いろんな事に涙する。この経験が全ていい方向へと動くことを心から祈ります。


安達祐子

安達 祐子(あだち ゆうこ) プロフィール

タスクおふいす祐 代表。
北見出身、札幌在住フリーアナウンサー。STVラジオパーソナリティ。北海道フードマイスター。
北見観光大使、津別観光コンシェルジュ、 オホーツク観光大使として道東の情報発信 に奔走。UHBグルメリポーターとして取材した店は4,000軒以上。食と観光の講演も行う。好物はホルモン。

Ⓒ 月刊きゅん-(株)北方広放社 All Right Reserved.